経営システム科学研究グループの概要

 経営システム科学研究グループは、経営戦略、組織論、マーケティング、会計学、ファイナンスといった経営学上の中心的な領域に加え、統計、オペレーションズリサーチ等の数理領域および人工知能、データマイニング、エージェントベースシミュレーション、知識工学等の情報領域、といったビジネスのマネジメントに関連する幅広い研究領域をカバーしている。

 本研究グループは、データ中心科学の理念に設計科学および認識科学の融合の観点をも取り込み、経営学領域の現象理解を進化および深化させ、研究成果を社会に還元することを目標としている。それらは、国の第5次科学技術基本計画においてもその推進が強く望まれているものであり、大学として安定的に推進しなければならない研究領域である。なお、上記「データ中心科学」とは「理論科学」、「実験科学」、「計算科学」に続く第4の科学として脚光の当たる領域であり、今日的社会環境を踏まえた場合、重要度の高い研究領域である。また,あるものの探究を主な目的として発展してきた従来の科学が「認識科学」であり、あるべきものの探求を目的とする知の営みが「設計科学」である。人類が直面する深刻な課題は、「あるものの探究」である科学と「あるべきものの探求」である技術が統合されなければ、解決できない。この状況は、当研究グループの主たる経営領域でも違いがなく、研究の必要性は極めて高いものと考えている。

図には、当研究グループの研究分野間の連関と研究推進の枠組みを模式的に示したものである。当研究グループは、「経営」、「マーケティング」、「会計」、「ファイナンス」といった経営分野の各領域の課題を題材とし、「数理科学」、「統計科学」、「情報科学」の領域を複合的に用いた経営と数理・情報を融合した新しいビジネスサイエンス研究を推進している。

図 研究分野連関図と研究推進の枠組み

 経営システム学研究グループの教員は、ビジネス科学研究科企業科学専攻システムズマネジメントコース(博士課程)と経営システム科学専攻(修士課程)【参考情報:http://www.gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp/】の主担当として、教育活動を行っている。